・子どもの頭がすごく汗臭い…どうしたらいい?
・ちゃんとシャンプーもしているのになんだか酸っぱい匂いがする…いいシャンプーはないの?
・頭が臭いけどまさかワキガ?
子どもっていい匂いって聞いていたのに、頭のニオイどうした…!??
大きくなった子どもはホルモンバランス等でニオイがきつくなることがありますが、なんと赤ちゃんでもニオイは強くなりがち。余りのニオイに私も最初、大変驚いたものです。
汗をかくことで頭皮や髪に悪臭や汚れが付着するため、お風呂やシャンプーなどのケアが欠かせません。
しかし、それ以外にも不十分なケアはたくさんあります。今回は、汗っかきの子どもの頭を清潔に保つ秘訣と、お風呂やシャンプー以外に見逃してはいけない注意点を解説します。
これらを実践することで、お子さまの頭皮と髪の健康を守り、夏の暑さを乗り切ることができますように♪
子どもの頭が臭いのはワキガ?
結論から言うと、子供の頭が臭いと感じた場合、脂漏性湿疹という皮膚の病気が起きている可能性はあるものの、ワキガは関係ありません。
ワキガは脇の下や外耳道など特定の箇所に存在するアポクリン腺から分泌される汗が原因となって特有の臭いを発生させる症状であり、頭皮の臭いとは関係ありません。
子どもの頭皮が臭い原因は?
子どもの頭皮が臭いというのは、複数の原因が考えられます。
臭いの原因を知ることは、解決への第一歩となります。ここでは、子供の頭皮が臭い場合に考えられる5つの原因をご紹介します。
雑菌が増殖する機会が多い
子供の頭皮のにおいの元は、主に皮脂や汗によって増殖する雑菌の影響によるところが大きいです。
「こんなに汗をかくなんてうちの子は汗腺の数が多いのでは?」と思われるかもしれませんが、子どもは大人と汗腺の数は同じくらいと言われます。
ただ、新陳代謝が活発なため、より多くの汗をかく傾向があります。
特に頭皮は髪の毛に覆われて乾きにくいですよね。外で遊ぶことも多く(しかも全力(笑))子供は毎日たくさんの汗をかくことがあり、頭皮が湿ったままになります。
その結果、雑菌が増殖しやすくなり、においが発生しやすくなるんです。さらに、新陳代謝が活発な子供の頭皮は油脂分泌量も多く、雑菌が増殖しやすい環境となり、結果的に「きちんと毎日洗っているのイ臭い…!」となりがちなんです。
シャンプーの量やシャンプーの仕方が悪い
子供の頭皮の臭いは、シャンプーの量やシャンプーの仕方も原因の一つです。頭皮に残ったシャンプーが残ってしまい、雑菌の繁殖を引き起こし、酸化すると不快な臭いを放つことがあります。
特に、子供が自分で髪を洗うようになった後は注意が必要です。
小学生でも頭皮を適切に洗えていないことが多く、結果として皮脂やシャンプーのすすぎ残しが蓄積し、頭皮の臭いがより強くなる可能性があります。
逆に頭皮をごしごしと強く洗いすぎたり、洗浄力が子どもにとって強すぎるシャンプーによって本来必要な皮脂まで洗い落としてしまうことも原因の一つです。
皮脂を落とし過ぎてしまうと、身体は油分が足りない!と思い油分を足そうと皮脂を過剰に分泌してしまう悪循環も起こります。
シャンプーの際は、適切な量を使うことも大切ですが、多すぎたり少なすぎたりして、以上のような問題が出てくることがあります。
髪の毛が生乾き
夏場って特に髪を乾かすのを子供が嫌がったりしますよね…「暑い」とか「面倒」だとか…
髪の毛が十分に乾かされずに生乾きの状態になると、湿った環境が雑菌の増殖をさらに助長します。
特に、子どもの髪の毛は頭皮に覆われているために通気性が悪く、乾きづらい傾向があります。そのため、髪の毛が湿ったままでいる時間が長くなり、臭いの発生を引き起こす可能性が高まります。
ホルモンの変化
思春期によるホルモンの変化により、皮脂の分泌量が変化することがあります。そのため、汗や皮脂がたまりやすくなり、悪臭の原因となります。
10歳前後にニオイが強くなった時はホルモンバランスの変化かな?と思われていいでしょう。
ただし、ホルモンバランスが変化するのは10歳前後だけではありません。
赤ちゃんにも、男性ホルモンの分泌が活発になる時期があるんです。そのため皮脂の分泌も増え、加齢臭のようなニオイがすることもあります。
この現象に対しては、多くの人が驚くかもしれませんが、心配する必要はありません。このニオイは一時的なものであり、赤ちゃん自身の成長とともに収まっていきます。
乳児脂漏性湿疹
ただし、男性ホルモンの分泌が活発になることで、赤ちゃんの皮脂が毛穴に詰まりやすくなるため、乳児脂漏性湿疹の原因となる可能性もあります。乳児脂漏性湿疹は、赤ちゃんの頭皮や顔に赤い発疹やかさぶたができる状態です。
脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)も頭皮の臭いの原因となることがあります。この症状では、皮脂の分泌が過剰になり、頭皮が赤くなったり、かゆみが生じたりします。これによって、臭いも発生しやすくなります。脂漏性皮膚炎の場合には、皮膚科を受診して適切な治療を受けることが重要です。
酷くなる前に受診がおすすめですよ~!
食生活の乱れ
また、頭皮の臭いは食生活にも関係することがあります。
特に脂っこい食事やお菓子には要注意です。頭のニオイだけでなく、全身からのニオイにも影響を与えることもありますので、バランスの良い食生活を心掛けることが重要です。
子どもの頭の汗の臭い対策におすすめのシャンプーと正しいシャンプーの選び方
汗っかきの子どもの頭をシャンプーするときには、覚えておきたいコツがいくつかあります。
まず、頭皮を清潔に保ち、過剰な汗や臭いを取り除くことを目的としたシャンプーを選ぶようにしましょう。また、シャンプーの量は適量にすることが大切です。少ないときちんと洗えませんし、多すぎると頭皮に刺激を与えてしまうことがあります。
ここからはシャンプーの選び方や、おすすめのシャンプーをお伝えしていきます。
子どものシャンプーの選び方は?
新生児は髪の毛が少なく、とてもデリケートな肌と頭皮を持っています。それゆえ、市販の強力な大人用シャンプーは、乾燥や肌のトラブルを引き起こす可能性があり、敏感な赤ちゃんの頭皮には適していません。
赤ちゃん用のベビーシャンプーやベビーソープは、無添加であり、刺激の少ない成分を使用して作られています。 新生児や乳児の間は、赤ちゃん用のシャンプーを選びましょう。赤ちゃんの頭皮を十分に清潔に保つことができます。
また、幼児や小学生向けには子供用シャンプーも販売されています。市販の大人のものを使用してもいいのですが、化学物質や添加物が多いものがあり、逆にニオイのもとになるものもあるので注意しましょう。
活動量や汗をかく量、季節に応じてシャンプーを切り替えてもいいですね。肌に優しくも洗浄力がちょうどよくも、美髪ケアができる便利なシャンプーもありますから、そういったものを選ぶと親子で使えます。浴室をすっきりと整理したいと思う方にとってもおすすめです。
薬局でも買えるシャボン玉石鹸シャンプー
肌への負担を減らしつつ、しっかり汚れを落としたいならシャボン玉石鹸シャンプーは大変おすすめです。
我が家は赤ちゃん~1歳半の頃、敏感肌の子どものために別のシャンプーを使っていたのですが…ニオイがとれない(涙)
そこで変えたのがこちらのシャボン玉石鹸シャンプーでした。
石鹸シャンプーって「無添加」って書いてあるし、まあ体にはいいだろうけど?と思っていたのですが、ニオイがとれるかが不安でした。
だけど、さすがシャボン玉石鹸。これを使い始めてから汗をしっかりかいた日でも悪臭が本当にしなくなりました。
正直洗っているときは指通りが良くなくて、ごわつくな…と思っていたのですが、乾くとごわつくことはなく、さらっとしているのもお気に入りです。
ママと一緒に使えるおすすめシャンプー「haru」
もし上記を使って「あまり効果ないな…」と思ったら使って欲しいのが、「haru」のシャンプー。
どちらかというと、ママがメインで使って子どもも一緒に使えて便利…だなと言う感じで使っています。
我が家は最初は上記の2つで十分だったのですが、そのうち年齢が上がり、汗の量も増えたり、髪の長さも長くなるにつれてニオイが抑えられないことが出てきたんです…。
で、ちょっと高いのですが、夏場の暑い季節はこちらも使い始めました。これが一度使うとやみつき…!
特に小さい頃って我が子を洗うのに必死で自分のヘアケアに時間がかけられませんが、haruはリンス不要なのでサッと終わらせられて助かっています。
しかもシリコンや合成防腐剤、合成ポリマー、合成香料、合成着色料、紫外線吸収剤、カチオン界面活性剤、鉱物油、合成保存料不使用の無添加のシャンプーなのに…
きしまない!!子どもの綺麗な髪をキープしたいなって思っていたのですが、これなら問題ないです。
コシも与えてくれるので、根元からふんわりで髪が今日も元気な気がする~って感じで機嫌よく過ごせます。
子どもの頭の汗の臭いを消す正しいシャンプーの手順
シャンプー前にブラッシング
ニオイ対策にお勧めの洗い方として、まずシャンプー前に髪を軽くブラッシングすることが重要です。これにより、頭皮の汚れが浮き上がり、洗い落としやすくなります。ただし、強くブラッシングしすぎないように注意しましょう。
子供用のブラシは、頭皮を優しくマッサージする効果もあり、頭皮の血行を促進することができます。
また、ブラシはお子さまの頭のサイズに合ったものを選ぶことも重要です。頭皮マッサージを兼ねるためにも、ブラシの形状やサイズが頭部にフィットすることが必要です。そのため、お子さまの頭の形に合わせて適切なサイズのブラシを選びましょう。さらに、ブラシの毛先が丸く仕上げられているものを選ぶと、頭皮を傷つけずにブラッシングできます。
毛先が尖っているブラシは、頭皮を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。適切なブラシを選び、正しいブラッシング方法を実践することで、お子さまの髪のツヤと頭皮の健康を保つことができます。
シャンプーをする前にお湯で先に洗う
洗うならとにかくシャンプーで!と思いがちですが、まずは、シャンプーする前にお湯で髪の毛をしっかりと洗います。この予洗いだけで汚れの約8割は落とせると言われています。余分な汚れを落とすことで、シャンプーの泡立ちが良くなり、頭皮や毛穴にしっかりと届くようになります。
洗い方は頭皮をマッサージするように
洗う際は、指の腹を使ってやさしく頭皮をマッサージしてください。爪を使ってしっかり洗わないと!と洗うのは逆効果です。
とりわけ首筋や耳の後ろ、生え際などは、汗が蓄積しやすい箇所ですので、きちんと洗い流しを行うことが重要です。
そうはいっても洗い過ぎは厳禁。必要な皮脂まで落としかねないからです。
すすぎはしっかりと
最終的には、すすぎの段階で特に細心の注意を払うべきです。シャンプーやコンディショナーが残っていると、頭皮や毛穴に汚れが蓄積され、不快な臭いの原因になることがあります。
シャンプーの泡やコンディショナーの残留感がなくなったら、さらに1~2回のすすぎを行い、確実に洗い流しましょう。
これらの洗い方を実践することで、ニオイ対策に効果的な清潔な髪と頭皮を保つことができます。ぜひ試してみてください。
子どもの頭の汗臭い対策でドライヤーを積極的に使用する理由
汗をかいた後のケアにおいて、ただ洗うだけではなく、お子さまの頭にドライヤーを使用することもおすすめです。ドライヤーを使うことで、頭皮の汗や雑菌を効果的に取り除くことができます。また、湿った髪がベタベタするのを防いでくれます。
ただし、髪を傷めないようにするためには、ドライヤーの使用方法にも注意が必要です。弱火設定での使用を推奨します。強い風や高温の熱風は髪や頭皮に負担をかける可能性がありますので、温度を控えめにしましょう。
また、ドライヤーを使用する際は、頭皮から適切な距離を保つことも大切です。ドライヤーを頭皮に直接当てると、熱風が頭皮にダメージを与える可能性がありますので、適度な距離を保って風を当てるようにしましょう。
ドライヤーによる頭皮のケアは、汗のニオイや髪のベタつきを防ぐだけでなく、頭皮の衛生面でも効果的です。適切な使用方法を守って、お子さまの健やかな頭皮環境を保ちましょう。
子どもの頭の臭い対策で汗をかいた後のケアの大切さ
汗をかいたらすぐに拭いたりできるだけ早めに洗ったりする
お子さまの頭を清潔に保つためのもう一つの重要なポイントは、汗をかいたらすぐに拭いたり、洗ったりすることです。汗は時間の経過とともに蓄積され、頭皮に不快感を与えるので、できるだけ早くきれいにするのがよいでしょう。また、頭皮の清潔さは髪の健康にも関わっています。頭皮が清潔であれば、髪の毛も健やかに育ちやすくなります。
ドライシャンプーを用意しておくのもおすすめ
ただし、石鹸や水が使えない場合でどうにかしたいという場合は、ドライシャンプーや専用のウェットティッシュを使って、お子さまの頭皮をさっと洗ってあげるとよいでしょう。
我が家は子供の入院中に使っていました。
ドライシャンプーは粉末やスプレーとして市販されており、髪に直接つけてマッサージするだけで汗や不純物を取り除くことができます。ウェットティッシュは専用の洗浄成分で濡らされているため、水を使わずに手軽に頭皮を清潔にすることができます。
頭皮の清潔を保つことはかゆみやフケの予防にもつながります。汗をかきやすいお子さまや運動をする機会の多いお子さまは特に注意が必要です。洗髪の際には、頭皮を丁寧にマッサージすることで血行を促進し、頭皮の健康を保つことも大切です。定期的なシャンプーと一緒に、汗をかいたらすぐに頭皮を洗うことを心掛けましょう。
水分補給をしっかりする
汗をかきたくない理由で水分補給を控える人もいますが、実はこれは体臭を強くする原因になります。人間は身体を動かすと汗をかくのが自然なことであり、少し水分摂取を控えたとしても汗は出続けます。
しかし、水分不足の状態でかく汗は、水分が減り老廃物が増えたベタベタとした汗になるのです。その結果、雑菌が繁殖しやすくなり、体臭も強くなりやすくなります。
子供はついつい遊ぶのに夢中になって水分補給を忘れがちです。声をかけてしっかり水分補給をさせていきましょう。
子どもの頭のニオイ対策として食生活で改善する
お子さまの頭皮や髪をケアすることは重要ですが、夏場に汗をかいて髪が臭くならないようにするための予防策もあります。まず、お子さまが摂取する砂糖や加工食品の量を減らすことがおすすめです。これは体内に毒素が蓄積され、頭皮が不快になる可能性があるためです。
さらに、頭皮に栄養を与えることも大切です。頭皮を健康に保つために、普段の食事には栄養価の高い食材を取り入れるようにしましょう。例えば、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物、良質なたんぱく質を含む魚や豆類などがおすすめです。
まとめ
汗ばむ夏の間、お子さまの頭皮と髪をケアするのは、大変な作業に思えるかもしれません。しかし、上記で紹介したことを実践すれば、頭皮と髪を清潔で健康な状態に保つことができます。シャンプーをきちんとする、汗をかいたらすぐに洗う、ドライヤーを使う、ブラシを選ぶ、食生活や生活習慣に気をつけるなど、予防策を講じるようにしましょう。これらのポイントを押さえて、お子さまは暑い夏を涼しく快適に過ごしましょう。
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