子どもがワキガかもしれない…
そう思ったらどうやって伝えようか?そもそも伝えるべきなのか色々と悩みますよね。
我が家の長男はワキガです。
長男にワキガが発症した(というより、ワキガの臭いがするようになった)のは、小学校4年生の時でした。
いつものように家族の服を洗濯をしていたら、
あれ、長男の服から臭いが…もしかしてこの臭いは…ワキガ!?
と気づいたのが始まり。子どもの洋服からワキガ特有のツンとした臭いを感じ、我が子のワキガに気づいたものの…
本人は全く気付いていない様子。
冒頭で書いたように
子どもに臭いのことを伝えるべき?でもショックを受けてしまわないだろうか、、、
かといってこのままでは学校で、いつか友達に悪口を言われたり、いじめられてしまいそうだし…いったいどう伝えれば…
できるだけ傷つけたくない!と思うあまり、私もものすごく悩んだんですよね。
同じお悩みを持つ方はたくさんいらっしゃると思いますが、大人のワキガ専門ブログはあっても「子ども向けのワキガや汗臭対策のブログ」って全然ないのでどうしたらいいかよくわからず…というのが当時の状況でした。
そこで、本記事では同じ悩みをもつ方のお悩みが少しでも軽くなるように、
・子どものワキガとの向き合い方・我が家の伝え方
・ワキガの臭いで悩むことを減らすために親ができること
・子どもが臭いの悩みで傷ついてしまった場合の対処法
について、実際の我が家の体験談を交えながら書いていきます。
※ちなみにこの記事を書くきっかけになったのは、長男から「俺ってワキガだよね」とカミングアウトされたから。
このことで、自分の臭いの原因は「ワキガだから」と本人が自覚をもって気づいたことを確認できました。
しかし、自覚前と自覚後で心配していた本人のメンタルも問題なく、親子関係も変わらず良好です。
自己満かもしれません。
でも子どもの悩みに真正面から向き合ってきて良かった…と思っています。
同じ悩みを持つ方の参考になればものすごく嬉しいです。
「伝えなくちゃと思ってもやっぱり傷つけてしまいそう…」
本当は話をすることが将来のことを考えると必要なことだと分かってる…。
ですが、やっぱり今はちょっと…というタイミングもありますよね。(例えば、本人が学業で忙しかったり、別のことで悩んでいて受容できそうにないなど)
もし今は伝えたくないというときは、伝えなくても親が簡単に、臭い対策をしてあげることも可能です。
それがヌーラビオやイオンクリアといった衣類スプレーです。
肌に塗らずに、服にスプレーしておくことで、1日中ワキガの臭いを抑えられます。我が家は下の妹(長男より強いワキガ)の服にも使用しています。
肌に塗らないから安全だし、クリームじゃないから汗でとれる心配なし。本人に伝えずにもできる対策の一つです(*^^*)我が家も愛用中です♪
ワキガ 子供に伝える/子どもは自分のワキガの臭いに無頓着?
というかコレ、子ども自身は気付いていないのかな?
私も最初はそう思ったのですが…子どもがまだ思春期に達していない場合は、自分の体の臭いに気づかないことも多いです。
うちの場合もニオイ始めた小学4年生の頃は、全く気にしていないようでした。
また、年齢が上がっても必ず気付くというわけではなく、中学生くらいになっても自分のニオイに気づけないことも少なくありません。
ただ、厄介なのが周りは分かるんですよね。
毎日子どもの洋服を洗濯する親がその臭いに気づき、子どものためにどのように対処したら悩むケースが多いとのこと。
実際にワキガの娘さんがいらっしゃるお母さんの声です。
12歳の娘が、恐らくワキガです。
気づいたのは10歳のとき。あるとき洗濯をしようと思って本人が着たシャツを手にとったところで、ニオイに気づきました。
私がワキガなので遺伝したのだと思います。
当時は、本人がニオイに気づいていないことでより悩みました。しかし、ニオイは結構なものです。
お友達にも気づかれているのでは?と思って心配しました。気づいていたらともかく、気づいていない場合の伝え方にはとても困りました。
臭いに無頓着な我が子にどうやって伝えるべきか、そもそも伝えたほうがいいのか、頭を悩ませまるところからスタートする方がほとんどではないでしょうか。
ワキガ 子供に伝える/子どもがワキガの臭いに気付かない理由
子どもはなぜ自分の臭いに気が付かないのでしょう。いくつか理由があるようです。
- 自分が日ごろから嗅いでいる臭いなので、嗅覚が麻痺し、異臭だと感じていない
- そもそも「ワキガ」という病気の存在や独特のにおいを知らないため、少し臭いを感じているも特別問題とは考えていない
これらはもちろん個人差がありますが、小学校3-4年生ころまでの子どもたちに多い傾向です。
しかし思春期の頃になると、異性や他人から自分どう見られているか、気になり始めます。また体のホルモンバランスの変化などが原因で、臭いが強くなってしまい、悩み始めることが増えてきます。
気付いていない子がいる一方で、言わないだけで一人で深く悩んでしまう子も出てくる時期です。
ワキガ 子供に伝える/自覚のない子どもにワキガについて伝えるべき?
さて、本題です。
子どもにワキガの自覚がない場合、親はそのことを子どもに伝えるべきなのでしょうか。
子どもの伝え方についてはいろいろな意見があると思います。中には
・子供がまだ思春期に入っていない(ケアをできる年齢にない)
・そもそも臭いについて悩んでいない
といった場合、臭いのケアを無理にさせるのは子どもが傷つく可能性があったり、難しいこともあるので待つべきという声もあります。
まだ精神的に未熟な子どもにとって、「自分の体は臭うから、臭わないようケアしよう」ということを自分の親から言われたら?
- 「真っすぐにそのことを真正面から受け止めてしまった子どもは、自分の体臭に強いコンプレックスを持ってしまうことも考えられる。」
- 「嫌な臭いの自分のことが好きではなくなり、他人と関わることに抵抗ができてしまうかもしれない。」
- 「もう少し大人になってから、自分の体臭が少し気になりだした様子が見られたら、その時に子どもの悩みに一緒に向きあってあげるのも遅くないのでは?」
という声もあります。
…ただ、私個人の意見としては「早めにきちんと伝えるべき」だと思います。
もちろん、前述したように伝えられないタイミングもあると思いますし、その子にとって一番受容しやすいタイミングで、本人が前向きに考えられるような伝え方が必要です。
子どもの性格や、年齢等も十分考慮してから話をすることも大切です。
その大きな理由の一つは、自分自身が親から教えてもらうことがなかったため、自分の臭いにかなり悩んできたからです。
思春期に入る前に自分の臭いのケアの仕方を知っていれば、ケアも習慣づきます。困ったときは親にも相談しやすいですし、無駄に一人で悩まずに済みます。
それに我が子には幼い頃から伝えていましたが、ケアする・ニオイがしやすいのが当たり前、という感覚だったようで、ものすごく大きなコンプレックスになっているような感じもありません。
後述しますが、親がワキガを大きくネガティブに捉えないことで子どもの受容もしやすいんだなとも感じています。
しかし「自分から臭いがしている」という事実を知らないとなると、友人や周りからの配慮のない指摘で気づくことになります。
言ってもらえるのはまだいいかもしれません。
辛いのは「今自分から臭いがしているかな…していないかな…」と孤独に思い悩んでしまうことではないでしょうか。(実際私がそうでした。)思春期の難しい時期に親に自分の臭いを相談するなんてなかなか難しいですしね。
たかがニオイ、と思われるかもしれませんが、子どもにとっては、いえ大人にとっても大問題になりえます。私も随分長い間、人間不信になるほど苦しんだ一人です。
ですから
・もし早くから親が相談相手になれるような関係を作れていられれば…
・きちんとしたケア方法を身に付けられていれば…
子供がいじめやからかいにあわずに、また本人も深く思い悩まずに済むかもしれない。
そう考えて話すことにしましたし、やってみてやっぱり話す方がおすすめだなと肌で実感しています。
…
この記事を読まれている時点で、お子さんにどう伝えればいいのか考えていらっしゃるあなたは子供思いの優しいお父様・お母様です。
子どもたちも年齢によっては、ニオイのことを言われるとドキッとするかもしれません。
ですが、例えその時受け入れてくれなくても、後からでも子どもさんは親御さんが自分のことを考えて言ってくれたということは伝わります。(伝え方には十分配慮が必要だなとも思いますが)
もしここまでを読んで伝えることを選択された方を、私は応援します。
ワキガ 子供に伝える/もしかしたら臭いに気付いているけれど相談できないだけかも?
さて、次のようなケースもあります。
子どもが臭いに気付いていない、そう親は思っていても、ワキガのにおいに気付いているのか気づいていないのかよくわからない、というケースもあるようです。
あまりおしゃべりでない、感情を表に出さないおとなしい子どもの場合、子どもが臭いに気付いていないのか、気付いているけれど相談できずにいるのか、判断が難しいですね。
また思春期であれば、子どもの方から自分でコンプレックスを話すのって難関過ぎます。
こういうこともありますので、子供の心情を察し、注意深く観察する必要があります。
もし気付いているけど、誰にも話せずに悩んでいる…という場合はより悩みが深刻化してしまうので、ぜひ話をしてもらいたいなと思います。
ワキガ 子供に伝える/子どもの伝え方の4つのポイントは?
子どものことを思うと伝えるのが難しい、傷つかないか不安、、でもやっぱり子供を思うからこそ早めに伝えたい!
そう思った場合は、自分のお子さんの性格を考慮して伝え方を考えましょう。
大まかに4つのポイントを紹介しますので、こちらを参考にお子さんへの伝え方を考えてみてください。
汗をかいて頑張ったことをほめる
例文:「今日も〇〇よく頑張ったね。暑かったからたくさん汗もかいたね。」
いきなり「あなたの汗が臭い!ニオイがキツイ!」なんて伝えたら子どもの自尊心はズタボロになるからやめた方がいいというのは多くの方が分かっていることと思います。
汗を肯定的に認める(これ、普段からも大切です)というのは必要なことだと思います。
汗をかくようなスポーツや、緊張するような場面などで頑張るような機会があるお子さんには、こんな話を前置きにすると、汗の話につなげやすいです。
自分と同じであることを伝えて、孤独にさせない
例文:「実はお母さん、昔から汗をかくとニオイがしやすいのが悩みなんだ」
心理学において「自己開示」という言葉があります。これは、他人に自分の弱みや悩みを伝えることを指す言葉です。人と人とが信頼関係を築く上で自己開示は欠かせないと言われます。
今後、悩みを共有しやすくするためにもぜひ親の自己開示を行ってください。お母さんも一緒なら話しても分かってくれる、大丈夫と信じてもらうための一歩です。
またこれを伝えることで間接的に私はあなたの味方だよ、という意味も伝わります。
ちなみに、「自分はワキガではない」という方の場合、別の自分の弱点を子どもに話すという方法でも構いません。そのとき、努力しても自分では変えられないことを基準に話すといいですね。
他にも同じ悩みをもつ人は多くいることを知らせる
例文:実はね、ニオイで悩む人ってものすごく多いの。その時期が少し早く来ただけで、もう少し大きくなれば多くの人が悩むんだよ~。
子どもは自分が生きていた世界が全てです。
親の自己開示をしても、中には「自分だけ…」と悩んでしまう子もいます。
ですが、「9割の男性が『他人が感じる程度の脇のニオイ』がある」というデータもあります。つまり、大なり小なり10代~20代になれば、自分の臭いに悩む時期があると言っても過言ではありません。
対策する方法があることを伝え、安心させる
例文:「でも大丈夫。○○すれば周りの人にはニオイが分かりにくくなくなるから心配しないでいいよ。お母さんもしてるよ。」
臭いがするけれど、こうすれば大丈夫という方法を上手に伝えて、体臭ケアができるように持っていきましょう。
こんな風に子どもを安心させ、対策すれば大丈夫ということを伝えれば、きっとあなたと一緒に頑張ろうと思ってくれます。
子どもの気持ちに寄り添うことを忘れずに、焦らずにお子さんに伝えてみてください。
では我が家の場合、どうしたか?体験談を詳しく話していきますね!
ワキガ 子供に伝える/我が家の実際の体験談を紹介
我が家が話したタイミング。それはワキガがあると発覚した小学4年生の時です。
学校で体育があった日に体操服を持って帰ってきたのですが、そのときを狙って話をしました。
↓その時のやり取りです。
○○~体操服出して~!
実はね、お母さんも今日運動して汗だくの服があるの!そのままだと臭いがとれにくいから手洗いしないといけないの。一緒に洗おうか!
うーん、もうちょっとまって…(ゲームピコピコピコ…)
少し出鼻をくじかれましたが(笑)
この15分後、ようやく洗い始められました。待たされたものの、「やらせる」というより「一緒にやろう」感を出すことで誘いに乗ってくれました。
自然な流れで話題を出したくて「洗う」ということをさせましたが、
この洗い方を教えるのは、臭いがついた服への対処法を教えておくという意味でも結構重要だったかなと思います。
(…洗いながら…)そうそう、洗濯機に入れる前にこうやって洗っておくと、汗の臭いが強くなったときでもとれやすくなるからね。
▶ちなみにワキガのニオイがついてしまった服の洗濯方法はこちらから
で、本当に伝えたかった話をこの間にしてみました。
お母さんね、汗の臭いが服に結構強くついちゃうの。だからね、こうやって洗う時もあるよ。○○も臭いがつきやすいみたいだから、お母さんと一緒かもしれないね。
そうなの?えー臭いがするの嫌だあ…
この時に
・汗の臭いはみんなするもの、それが普通。
・でも臭いが強くなる人とあまり強くならない人がいる
という話をしました。
お母さんもそうなの?でも臭い全然しないよ?
そう、実はね今は臭いが分からなくなる便利なグッズがたくさんあるの。だから心配しなくて大丈夫!今の時期はニオイが強くなりがちだし、お母さんが使ってるやつ使ってみてもいいよ。
そうなんだ…わかった!
OK!もしニオイのことで「どうしたらいいんだろう?」って困ったり、気になったことがあったらお母さんにも相談してね!一緒に考えるからね。
4年生だったことも幸いしたのか、こんな感じでスムーズに話すことができました。
私としては、あなたは対策する必要があると伝えたかったというよりも、「悩んだら相談してほしい」ということを伝えたいと思いました。
うちの場合は日頃から相談事も話していてくれていましたし、その中の一つ、くらいにとらえてくれたらなと…。
ちなみに3歳の娘にはケアするのが当たり前と思ってほしくて早々と伝えています。
ただ伝えたものの、そこは子供。
自分だけでケアさせるのは本人も忘れちゃうし、かなり至難の業でした。
まあ、慣れるまではもちろん親がサポートしていくつもりでしたが、なんせ私も忘れっぽい性格…
子供が学校に行った後に、「あっ!!クリーム塗らせるの忘れてた!!」みたいなことはよくありました(反省)
ということで私は、クリーム忘れの対策として、クリームなど自分で塗らずとも対策できて、しかも安全性が高い方法で対策することにしました。
ちなみにこの方法なら
・ちょうど思春期でやっぱり子供には伝えにくい…という方や
・伝えるのはもうちょっと先がいい…という方も
本人にも伝えずに対策することも可能です。
ワキガ 子供に伝える/子どもに「ワキガだよ」と伝えなくてもニオイを抑える方法とは?
結論から言うと、クリーム等の肌へのケアを忘れちゃう、今は伝えたくない場合の子どものワキガ対策には
「服へのワキガ対策」+
「ボディソープを専用石鹸に変える」(臭いがそこまで強くなければどちらかだけでもOK)
をおすすめします。
ワキガ臭への対処法としては、以下のようなものが挙げられます。
・肌に直接塗るクリーム・スプレーなどのデオドラント商品を使用する
・病院に行き手術や治療を受ける
しかし、これらはどれも子どもに説明が必要です。
しかし、上述したように、うちも子どもが気づいていない時期がありました。だからといって、息子に「ワキガのニオイがするからケアしよう!」と伝えるのはやっぱり当初はいろいろ考えたものです。
最終的には伝えた私ですが、伝えることを迷う気持ちはよく分かります。
中には
子どもにはまだワキガを伝えるには少し早いけれど、子どもに不審がられずにこっそり臭いケアをしてあげたい、、
という方もいらっしゃると思うんですよね。
そんな時も「服へのワキガ対策」+「ボディソープを専用石鹸に変える」というのは便利な方法だと思います。
いずれも安全性が高いです。
実はワキガのニオイというのは脇からではなく、服から強いニオイがしていることも多いです。
そのため、服からのニオイを絶ってしまえばニオイはかなり抑えられます。私は「ヌーラビオ」 という商品を使いました。
これは肌着などに洗濯したあとに吹きかけるだけで、ワキガの原因菌をシャットダウンしてくれます。
これについて詳しくこちらの記事でも解説しています。
関連記事:ヌーラビオの口コミは?子どもにも安全に使えて効果はある?
また、石鹸についてはお風呂場にただ置いておくだけ。それ使うしかなくなりますから勝手にワキガ対策になります。
私は色々試して「ミョウバン柿渋石鹸」っていうのを使ってます。安いですし、無添加。
合う合わないがあるので、まずは1つ試してからがおすすめですが
10個セットかなり安くなります。
すでに本人にケアをさせている方で「本人にクリームを塗りなさい!」と言っても本人が無頓着で全然やらない…という方にもこの2つの方法はおすすめですよ。
親がしてあげられますからね。
ワキガ 子供に伝える/ワキガでいじめにあわないためにできることを早めに対策しよう
周りの子どもはニオイに敏感です。
私は以前学校に勤務していました。
実際に、少し体臭がしている子がいると「臭くない?」とからかいが始まるケースは多くありました。
また面白がって「あいつ臭いよな」と、裏でクラス中に言いまわる子がいたりと、体臭が強い子へのいじめも目の当たりにしてきました。
いじめや陰口は学年が上がるごとに増えたり、陰湿になったりします。
これは周りにいる大人として、もちろん絶対に許せないことでしたが、親となった現在はより許せないですし、悲しくてたまりません。
あの時の親御さんの気持ちを思うと胸が痛んで仕方がない…。
いじめはいじめる側が悪いです。それに本来ならば、「ニオイがしているから陰口を言う」という方法ではなく、子どもなりに適切な対応がとれるようになるように導くことが必要です。(大人でも難しいところですが)
ちなみに…大人も子どもも他人のコンプレックスを嘲笑する傾向にある場合、その方(子)も何かしらのコンプレックスを抱えていてそれを許すことができないケースが非常に多いです。
ただ一方でそのままにしておいて、ニオイによって周りへの不快感を与えてしまっている現実も考えなくてはなりません。(本当はもっとニオイに寛大な日本になってほしい…)
ニオイが原因で学習に集中できなかったりする子がいることもまた事実です。
もちろん、ニオイがあってもいじめられていい理由にはなりません。
ですが、同時にこれから社会で生きていく我が子が自分らしく過ごせるためにも、対策は早めに行うこと、本人が困ったときに信じ頼れる大人の存在が必要だと感じています。
中にはどれだけ対策をしても手術をしてもまだ臭う…ということに悩む方も多くいます。これは本当にニオイが残ってしまうケースもありますが、これまで生きてきた過程で他人から心無い言葉をかけられるなど辛い経験などにより、ニオイを気にするがあまり、「本当はニオイは消えているけどニオイが残っているように感じる」という方もいます。
ただ「他人より体臭が強い」ということが、適切でない周りの対応によって、その後の人生を生きずらくしてしまうケースがかなり多いです。
逆に親が子どもの悩みを丁寧に聞いたり、「辛かったね」と共感したり、一緒に解決していこうねという姿勢を見せてくれれば、子どもも受け止めてくれることがほとんどです。
ワキガ 子供に伝える/傷ついてしまった子どもの心のケア
すでに友達や異性に心無い言葉を言われ傷つき、相談してきたら、どのようにすればよいのでしょうか。
まずはつらかった本人の気持ちを受け止め、親身に話を聞きましょう。
せっかく親に相談しても、まともに取り合ってくれないことは、本人がさらに傷ついてしまいかねません。
手を止め、子どもと顔を向き合わせて、話を聴きます。
もしかするとこの時「そんなこと言わないで…」と思うほどネガティブな感情を吐き出すことがあるかもしれません。ごまかしたり、「そこまで言わなくても」と責めたくなったりするかもしれません。
ですが、その裏側には大きな「不安」「痛み」「怒り」が隠されています。
大切なのは子どもがどんなネガティブな感情を出しても、その感情事受け止めること。子どもの言葉を借りながら「○○って思うくらい辛かったんだね」と返していきながら話を丁寧に聞くこと。
本人のつらさを親や病院にわかってもらえなかった場合、どうすることもできないつらさを感じてしまいます。
親だけでも、寄り添ってくれれば、どんなに楽になれることか。
もし年齢等の理由で病院に治療を断られてしまっても、自分でケアする方法もたくさんあります。
一緒に子供と悩みに打ち勝てる、そんな関係でいたいですね。
まずは傷ついた子供の気持ちに寄り添う、これが親にできる何よりの心のケアです。
ワキガ 子供に伝える/最後に
ワキガの自覚のない子どもに対しては、子どもの年齢や性格に応じて、事実を伝えるのかどうか考える必要があります。
まだ伝えるタイミングではない、と判断した場合にもできることはあります。「ヌーラビオ」でこっそり衣類ケアをしてあげましょう。
もし子どもと一緒に臭いケアをしていく場合には、まずは子どもの気持ちに寄り添いながら、自分が味方であることを伝えて支えてあげてください。
自分の見方でいてくれる親の存在が、子どもの一番の心の支えになるはずです。
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