・うちの子の臭い、どうやらワキガかもしれない…
・子どもにも安全だけど効果的なおすすめの方法ないかな?
親としては今すぐにどうにかしてあげたい!そう思いますよね。
私もワキガの子どもをもつ親として、痛いほどに気持ちはものすご~くわかります(泣)
ただ相手は子供。
ワキガ対策で私が重視したのは次の点。(ちなみに→まだ気づいてない…本人に言えない…と悩む方はぜひこちらの記事を参考にされてみてください)
・効果がきちんとある(ステマじゃなく)
・長い時間効果を保てる
・肌に負担が少ない
大人と違って肌がデリケートだし、何か本格的にケアしてあげたいけど、何から試していいのかわからない方、多いのではないでしょうか。
いずれ手術を考えていても、リスクも心配ですし、ひとまず自宅でできる方法で何とかしてあげたいと思いますよね。
本記事ではそんなあなたに、我が家で実際に試した自宅でできる効果的なオススメの対策を本音で語っていきます。
同じように悩むあなたが少しでも楽になれますように。
子どものワキガ臭への対処方法はどんなものがある?
ワキガや臭いに対するアプローチ方法って調べてみると本当にいろいろなものがありますよね。
自宅でお手軽に試すことのできるものから、医療機関での手術までかなり幅広くありますので、お子さんの臭いの程度や年齢に合わせて選んでいく必要があります。
ただ、時間やお金はなるべくなら最小限に抑えて、お子様の体や精神的な負担は避けられるのが理想ですよね。
「家庭でできるワキガ対策」と「病院で行うワキガ治療」
ワキガ対策は家庭でできるワキガ対策と病院で行うワキガ治療があり、家庭でできるワキガ対策は大きく2種類に分類できます。
①「生活習慣の改善」・・・・日常的な生活習慣を見直し、臭いの原因となる要因をできるだけ減らす
②「ワキガ専用グッズを使ったケア」・・・・ワキガ専用のケア商品を購入して使用する
家庭や病院での対策それぞれのメリット、デメリットを下にまとめました。
[box class=”green_box” title=”①生活習慣の改善”]
メリット:生活に取り入れやすい、特別なものがなくても簡単に始められる、ワキガ以外にも体にいいことばかり
デメリット:単体では解決する可能性はあまり高くない、短期間での劇的な効果は見込めない[/box]
[box class=”green_box” title=”②ワキガ専用のケア”]
メリット:ワキガケアに特化した製品のため、効果の高い商品もある。体への負担が少ない。即効性がある。
デメリット:中には高価な商品もある。種類が多く、どれを試せばよいかわからない(←本記事でも解説しています)[/box]
[box class=”green_box” title=”③病院で行うワキガ治療”]
メリット:基本的に一度行えばすぐに効果があり、長期間効果が持続する。
デメリット:高価である。身体的な負担が大きい。手術跡が残ってしまう場合がある。[/box]
では具体的にどう実践していけばいいでしょうか。解説していきますね。
どのように実践したらいい?
大まかに3種類の対策方法があることがわかったところで、実際にどのように実践したらよいか、ご紹介します。
各方法の詳細については後に記載しますが、子どもへの精神的・身体的な負担を最小限にするために、以下の順序で試してみるのがおすすめです。
- 生活習慣の改善と合わせて、ワキガ専用のケアを併用する
- タイプの異なるワキガ専用のケアをいくつか試してみる
- 病院で手術する
上から順番に1~3ヶ月程度継続し、効果がなければ次に移るのがいいです。
より手軽な方法から始め、手術などの処置は最終手段にしましょう。
「セルフケアで頑張るより、手術の方が手っ取り早いし確実なんじゃないの?」と思われるかもしれません。
確かに現代のワキガの治療は大きく進んでいます。
大人であれば手術も視野に検討したいところです。ただし手術は
・ニオイが完全に取れない可能性がある
・傷が残る
・ニオイが出るのは一時的である可能性がある
・思春期終了前の手術は再発などのリスクが高くなる
などのデメリットも多いです。
幼い頃はまずセルフケアから始めることをおすすめします。
ではここから、具体的な対策方法について紹介していきます。
対策方法①生活習慣の改善で自力で直す!
食事習慣を改善して臭いにくいカラダに
ワキガの発生原因はアポクリン腺という汗腺から出る皮脂やタンパク質を含んだ汗と、脇の皮膚表面に増えた細菌、体の中で発生する老廃物です。
この原理を踏まえると、皮脂の原料となる食べ物や老廃物が体内に蓄積しやすいものはあまりとりすぎないほうがよい、ということになります。
ワキガを抑えるために控えたほうが良い食べ物
油分や動物性たんぱく質の割合が多く高カロリーなものや、体内で蓄積すると有害な老廃物となりやすい食品添加物が多い食材は避けるのが良いとされています。
例)
- 肉類(特に加工食品)
- 乳製品(牛乳や生クリーム)
- 油分の多い、高カロリーなもの(フライドポテト)
- 加工食品(ハンバーガーやウインナーソーセージ)
ワキガを抑えるために積極的に摂ると良い食べ物
発汗を抑える作用のある成分を含む大豆食品や、皮脂の分泌を抑えたりお通じを良くして老廃物の排泄を促す海藻類、体を中世に保つアルカリ性の食品などを摂るとワキガ臭を抑える効果が期待できます。
- 大豆食品(納豆や豆乳)
- 海藻類(わかめやめかぶ)
- 梅干し
- 果物(柑橘系やキウイ、イチゴ)
食事に関するまとめ
油分や動物性たんぱく質、食品添加物を多く含む食事はできるだけ避け、大豆食品や海藻、野菜や果物を中心とした食事に切り替えましょう。
結果的には野菜や穀物を中心とした、低カロリーないわゆる「和食」に近づけると、ワキガ臭を抑えることができるようです。
肉を中心とした食の欧米化やバランスの悪い食生活がワキガで悩む人を増やしている原因の一つといえるでしょうね。
また、控えたほうが良い食品、積極的に摂ると良い食品に関して、以下でもう少し詳しく解説します。時間のある方、興味のある方は読んでみてください。
[box class=”glay_box” title=”食品に関する補足情報1 避けたほうが良い食品”]
<肉類(特に加工食品)>
動物性たんぱく質に偏った食事は、動物性タンパク質が代謝され発生するアンモニアが増加するため、ワキガ特有のアンモニア臭を増強してしまう可能性があります。
また皮脂の分泌が促され、臭いの原因となる最近のエサになります。また肉類は消化吸収に時間がかかるため、腸内に長い時間存在することで腐敗していきます。
お肉なら加工されていないもので、できれば脂身の少ない鳥ささみなどを摂るようにしましょう。
<乳製品>
実は肉類と同様、動物性タンパク質や脂質が多く含まれていますので肉類同様、過剰な摂取は臭いの原因になる可能性があります。
牛乳1杯程度であれば問題ありませんが、低脂肪乳や豆乳に変えたりするとより良いかもしれませんね。
<油分の多い、高カロリーな食事>
体内に油分が増えると、皮脂として体外に分泌することで排出されます。もちろんアポクリン腺からも分泌されますので、ワキガ臭の原因になります。
日常的に肉食で高カロリーな食事を続けていると、人間の体は蓄積しがちな脂肪分の排泄を促そうとします。その結果皮脂腺やアポクリン腺の肥大化、活発化が起こり、ワキガの悪化につながることがあります。
<食品添加物>
食品添加物は体内に蓄積すると毒素となり、毒素の浄化装置である腎臓に負担がかかります。
腎臓の働きが弱くなると体内で発生した毒素が汗腺から漏れ出てくることでニオイの原因になることがあります。[/box]
[box class=”glay_box” title=”食品に関する補足情報2 摂取したほうが良い食品”]
<大豆食品>
大豆に含まれる「大豆イソフラボン」が女性ホルモンと似た効果を持ち、適度な摂取により発刊を抑制する効果があります。
植物性たんぱく質が取れますし、脂質も低いので積極的に食事に取り入れましょう。
<梅干し>
ワキガの臭いのメカニズムとして、体内が賛成に傾くことが原因の一つとされています。
アルカリ性の食品である梅干しは酸性に傾いたからだを中和し、ワキガ臭を抑えます。
<海藻類>
酸性に傾いた体を中性に中和する効果のあるミネラル類と、腸内に留まっている老廃物の排泄を促してワキガ臭の原因となる物質を胚珠地してくれる、水溶性の食物繊維(ねばねばした成分)を含んでいます。
特にもずくには「海藻フコダイン」が多く含まれ、ワキガの原因となる皮脂を抑える働きがあり、ワキガ対策にはぴったりです。
<ビタミンを多く含むフルーツ>
柑橘系の果物やキウイ、イチゴなどのフルーツに含まれるビタミンには皮脂の分泌を防ぐ効果や、臭いの原因となる老廃物の排出を促し、ワキガ臭軽減に効果があります。
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睡眠不足や生活リズムの乱れはワキガ臭のもと
お子さんは夜遅くまでyoutubeを見たり、ネットサーフィンや、ゲームをしたりして睡眠不足になっていませんか?
実は睡眠不足はホルモンバランスや自律神経に悪い影響を与えてしまいます。
その結果、皮脂腺が活発になってしまったり、胃腸や肝臓の機能が低下しにおいの原因となる老廃物が体にたまりやすくなるため、睡眠不足はワキガを悪化させてしまうことがあるんです。
肌の新陳代謝も低下し、古く汚れた肌の層がいつまでも新しくなりませんので、脇の皮膚をリセットするためにも規則正しい生活を促しましょう。
[box class=”glay_box” title=”小・中学生の理想の睡眠時間”]
少なくとも一日9時間程度は睡眠時間を確保すると良いでしょう。
また、毎日同じ時間帯で睡眠をとると特に効果的です。体にとって一定の生活リズムというのはストレスが少なく、自律神経も安定します。
ワキガを抑えたい場合は、リラックスした状態である副交感神経が優位な状態をいかにつくるか、といったことがポイントです。
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[box class=”glay_box” title=”補足:自律神経とは”]
身体の機能全体をを調節する機能で、交感神経と副交感神経のバランスが重要です。
睡眠時間が少なく、不規則な生活を送っていると、体が十分なリラックス状態(副交感神経が優位な状態)にならず、交感神経が優位な状態が続きます。
交感神経が優位な状態が続くと汗をかきやすくなる上、内臓の機能が低下しワキガ臭を増強させてしまうことがあります。[/box]
ワキガの子どもはスポーツやお風呂で汗をかこう
人間が持つ汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。
2種類の汗腺から出る汗は性質が異なり、「エクリン腺」からは臭いの少ないさらさらした汗が、「アポクリン腺」からは皮脂やタンパク質を含んだ、ワキガ臭の原因となるじっとりとした汗がでます。
運動不足などで汗をかく機会が少ないと、「エクリン腺」の働きが低下し、「アポクリン腺」からの汗の分泌が増えるといわれており、ワキガの原因の一つになることがあります。
ただ中には運動が嫌いという子もいるでしょう。
その場合、運動でなくても湯船につかったりして体温を上げ、日常的に汗をかく機会を作ってあげると、ワキガの臭いは軽減されます。
これは私もすごく実感しています…!逆にお湯に浸からずにシャワーで済ませることが多くなるとニオイが強くなる気がします汗
ワキガのせいで人前で汗をかくことが怖い方は、家で湯船にゆっくりつかり、汗をかく機会をつくるとよいと思います。
対策方法②ワキガ専用ケア商品を利用してより効果的に
次に、ワキガ対策に特化したアイテムを利用したケア方法をご紹介します。
初めに断っておくと、こちらで紹介するのは市販の制汗剤や汗拭きシート、脇汗パッドなどの商品と比較して少し高価です。
しかし上記の製品とは違い、ワキガの根本を狙ってケアすることができるため、非常に効果が高いものになっております。
またこれらの方法を組み合わせることで、より高い効果を発揮しますので、ステップ1からステップ3の流れで併せて実践していただきたいです!
ステップ1. ワキガ専用ボディソープで脇に潜む雑菌を除去!
まずは入浴時のケアでワキガの原因となる雑菌を取り除きましょう。
お風呂でしっかり脇を洗ったはずなのに、翌朝にはもうワキガの臭いが発生しているような場合、脇に潜んでいる雑菌が除去できていない可能性が高いです。
しっかりボディソープで洗っているのに!と思うかもしれませんが、一般的なボディソープは皮脂汚れを落とすことに焦点を当てていることが多いので、いくら洗っても殺菌効果がありません。
ワキガの臭いを落とすためには、脇に存在する雑菌を殺したり、菌を繁殖しにくくさせるような抗菌作用を持つ成分が必要ですので、殺菌・抗菌・保湿成分が入っている専用のものを使用するのがお勧めです。
殺菌効果だけが高ければよいというわけではない
市販されている商品でも殺菌効果の高い石鹸は存在します。
しかし多くのものは脱脂力が強く洗浄効果が強すぎるため、肌の水分も奪い取ってしまうのです。
そのため肌荒れしやすく、乾燥による皮脂の増加で雑菌が再び繁殖しやすい環境になってしまいます。
特に子供の肌はとてもデリケート。成分が強すぎる物ではないかよく確認が必要です。
肌の潤いを保ちつつ、消臭・殺菌効果のある成分が含まれているワキガ専用のものを使用しましょう。
ステップ2. ワキガ専用クリームで脇を抗菌、制汗
ワキガ専用ボディソープで脇の雑菌をきれいに除去できたら、ワキガ専用のクリームを使用して抗菌効果を持続させるとともに、アポクリン腺からの汗を抑えましょう。
せっかくきれいに除菌できた脇も、そのままにしておくと雑菌が繁殖してワキガ臭を発する環境に戻ってしまいます。
お風呂あがりと、家を出るときにワキガクリームを脇に塗ることで、一日を通して雑菌の繁殖を抑制し、臭いを抑えることができます。
ただし、子ども自身の脇に塗らなければなりませんので、親に干渉されるのを嫌がったり、面倒臭がりな子にはちょっと難しいかもしれません。
市販の製品は成分表示をよく確認!
私が学生の頃は「エイトフォー」「Ag+」なんかが流行っていたのでよくそれを使っていたのですが…
市販の製品には添加物が多く入っているものが多くあります。自分が子どもの頃はニオイを消すことに必死過ぎて気づいていませんでした、親になった今気になるのは、効果は欲しいけども、もちろん安全に安心に使えるかどうか。
そのため、子どもに使用するならドラッグストアで売ってあるような市販の製品はあまりおすすめできません。
また有名な商品もありますが、ただの汗臭の場合には効くのかもしれませんが、ワキガの場合はあまり効かない商品がかなり多いですよね…涙
アルミフリーのナチュラルデオドラント「クリスタルデオドラント」
市販のデオドラントによく含まれている「塩化アルミニウム」。こちらは多汗症治療薬としても使用されており、制汗効果が認められている商品です。
ただ、健康上どんな影響があるかはまだはっきりしていない部分もあります。塩化アルミニウムの使用により、乳がんのリスクが高まるのでは?という見方をする人もおり、ナチュラル系のデオドラントを選ぶ人もここ近年増えてきています。
またアルミニウム入りは汗がぴたっと止まるメリットもありますが、皮膚への症状が出てしまう可能性もあります。
ただし
・脇の下から吸収するアルミニウムの量はアルミニウム豊富な食品を食べて吸収される量より少ないとされる
・アルミニウムを含んだ制汗剤の使用が発がん性に関係するかどうかの影響を示すデータはない
しかし、これが自分ならまだしも、やはり子どもが使うとなるとできる範囲で安全なものを使わせてあげたいですよね。
ということで、これまで子どもに使ってきて効果がありつつ、アルミニウムやパラペン、香料等を不使用の安全な製品でいえば、この「クリスタルデオドラント」がおすすめです。
市販のデオナチュレに似ていますが、こちらの方が効果を感じています♪
安全性を求めるなら「マグネシウムオイル」という手もある
マグネシウムは健康に良いということで聞いたことがある方も多いかもしれません。
よく「お米を精製し白米になる過程でマグネシウムなどの栄養素が減ってしまうから玄米の方が体にいい」という話をきくことはありませんか?
マグネシウムは食事からも摂れますが、様々な代謝で使われるので、不足しやすいミネラルの一つです。
実はマグネシウムが不足してしまうことで体臭にも繋がります。
それで、このマグネシウムを活用した「マグネシウムオイル」というものがあるのですが、こちらワキガ専用商品」というわけではありません。しかし、消臭作用や皮膚のphを整えてくれるため、ワキガ対策にも使われています。
世に出ている多くのデオドラント商品には、有害な化学物質が含まれていることがかなり多いです。
調べてたらぶっちゃけキリがないというのもあるけど…その中でもできるだけ安全なものを選びたいですよね。
ですが、このマグネシウムオイルには、人体へ影響を及ぼす可能性がある重金属・化学物質は含まれません。しかも普通のデオドラント商品より安価…。
ただし、特筆すべきデメリットもあります。
口コミを見てもらうと分かりますが大人でも「痒すぎる」「ピリピリする」といった口コミはかなり多いです。中には発疹を伴うなどの症状が出る場合もあります。
使用してしばらくすると痒みは収まることがほとんどですが、そういったデメリットは理解した上で使用しなければなりません。
特にまだ体が未熟な子どもの場合は、これらの症状が顕著に表れる可能性があります。
我が家の既に大きくなった中学生はたまに使っていますが、最初の頃は痒みが強かったため、今でもかなり薄めて使っています。使う際には本人に適した量まで薄めるなどの配慮が必要です。
子どもも気軽に使えるおすすめデオドラント商品は「クリアネオ」「ノアンデ」
もし痒み等の症状を気にせず、もっと気軽に使いたいということであれば、「クリアネオ」「ノアンデ」もアルミニウム不使用でおすすめです。
両者ともピリピリとした痛みも我が子は感じていませんし、小学生以上から使えます。
使いやすくべたべたもしないので、子どもも嫌がらずつかってくれますよ。
ステップ3. 衣類ケアでもワキガ臭予防
ボディソープ、ワキガクリームで体のケアは万全!…といっても100%臭いがなくなるとは言い切れません。
しかもね、子どもってケアに協力的でないことも多いですよね…ほんと…(悲)
そこで、衣服のケアをご紹介します。
実はワキガのニオイって脇からしていることも多いですが、案外衣類の脇の部分からしていることってかなり多くないですか?衣類にあらかじめ予防策をとっていれば、ニオイがしなくなるということも結構多いのです!
ワキガクリームを塗ってくれない子どもでも、親が洋服にスプレーしておくだけでワキガ臭を抑制してくれますので、我が家では汗をめちゃくちゃかいたり、緊張したりすることが多いかなという日は脇のケアに加えて、こちらの方法も試しています。
衣類のワキガ臭予防には「ヌーラビオ」
ヌーラビオは、お子さんが着る前の洋服に使用する、スプレータイプの商品です。
衣類用のスプレーは他にも購入したことがありますが、ヌーラビオが一番効果を感じました!
脇の部分に事前に吹きかけておくと、脇の汗から移る衣類の雑菌の増殖を防ぐことでワキガ臭の発生を予防します。
子どもの洋服にこっそり吹きかけておくだけで使用できるので手軽で、
・クリーム塗ってって言ってるのに言うこと聞かない…
・まだワキガって伝えてないけどニオイケアだけはしてあげたい…
という方にとてもおすすめです。子どもにも負担がかからないのもいいところです。
修学旅行などでそばにいてあげられない時でも、着替えにスプレーしておくだけでよいので荷物も増えません。
何より、一緒にいるほかの子たちにワキガ対策をしている姿を一切見られる心配がないこともいいですよね。(思春期の多感な時期は特に気を配ってあげたいと思っています…)
これがあれば外泊の時も安心です。
スプレー後はしっかり乾燥させる必要がありますので、洗濯後は忘れないように使用をしましょう。
ヌーラビオ公式サイトはこちら
※↑クリックすると公式サイトに飛ぶので、そこからヌーラビオを購入可能です。
番外編.既にニオイや黄ばみがついた衣類への対策は?
ワキガの子どもの衣類は普通に洗濯してもどうしてもニオイが残ってしまいがちです。また黄ばみも残りやすいです。
どう対策すればいいのか紹介していきますね。
洗濯時に洋服の黄ばみに気付いたら重曹で落とす
どうしても落ちない洋服の脇の黄ばみは、ワキガの原因となるアポクリン腺からの汗に含まれる、「リポフスチン」という色素の仕業です。
放っておくと黄ばみや臭いが取れなくなりますので、気付いたらその日のうちに対処しましょう。
衣類にしみ込んだワキガの黄ばみには、「重曹(炭酸水素ナトリウム)」を使用します。
重曹は漂白効果のあるアルカリ性の粉末で、お掃除アイテムとして100円均一でも入手できます。
[aside type=”boader”]使い方
1. 500mlのペットボトルに水と大さじ1杯の重曹を入れ、良く溶かす。
2. 重曹が解けたら洗面器に重曹入りの水を入れ、黄ばんだ洋服を1晩漬けおきしてから通常通り洗濯する。[/aside]
効果が無いときは酵素系漂白剤を追加する
小さな入れ物を用意し、酵素系漂白剤と重曹を同じ量入れます。
(混ぜる際には炭酸ガスが発生しますので、密封容器で混ぜるのはNGです。炭酸ガスは二酸化炭素なので、毒性はそこまで高くありません、ご安心ください。)
混ぜてできた漂白剤を黄ばみの部分に塗り込み、アイロンのスチームやドライヤーの温風を当ててください。
温度を上げることで酵素の働きが活発になり、汚れが分解されますので、その後は通常通り洗濯してください。
色柄物の洋服には使用できませんが、汗をかいて黄ばみやすい、お子さんの体操服などの漂白にはぴったりの方法です。
汗をかくことが多い体操服などにはどうしても黄ばみやニオイが残りがちです。こちらの記事でも対策方法を紹介していますので、ぜひ確認してみてくださいね。
関連記事:体操服に黄ばみはワキガが原因?黄ばみの原因と洗濯方法は?
対策方法③病院での治療は最後に検討してもいい
生活習慣にも気を付け、ワキガ用の石鹸やクリームも試してもどうしても効果が得られない場合は、病院に行き専門的な診察を受けるのも一つの手です。
ワキガに悩む方は近年増えているため、ワキガ治療に特化したクリニックで新しい治療法が次々と開発されています。
子どもでも受けられる治療についていくつか紹介します。
内服薬や湿布を使用した治療
内服薬や湿布などを用いて、汗の量をコントロールし、ワキガの原因となる汗を抑える治療法です。
副作用を伴うものもあるため、使用方法には注意してください。
・内服薬(臭化プロバンテリン)
脳が体に、汗をかく指令を伝えるときに分泌されるアセチルコリンの分泌を抑える効果があります。
・湿布(塩化アルミニウム液)
水分と反応して毛穴にふたをする形で栓を作り、脇の汗を抑える効果があります。
ボトックス注射
美容整形でよく使われるボトックス注射によりアポクリン腺を麻痺させます。
簡便ですが、効果はあくまで一時的であるため、時期を絞って脇汗を抑えたい場合は他の施術よりもよりもお手軽ですのでおすすめです。
ミラドライ(自費診療:両脇約35万円(諸費用込み))
特徴 | マイクロウェーブを照射し、皮膚を切らないで汗腺を焼く方法 |
切開 | なし |
所要時間 | 片脇30分、両脇で60分、処置後はすぐに普段の生活に戻れる |
再発の可能性 | 少しあり |
クワドラカット(自費診療:両脇約40万円(諸費用込み))
特徴 | 大学病院と共同開発された最新の治療法。4mm程度の小さな切開を行い、そこから器具を挿入して脇の皮下に存在する汗腺を物理的に除去する。傷が小さいので、子どもでも安全かつ効果が高い。 |
切開 | 4mm |
所要時間 | 両脇40-50分、術後自由に運動ができるまでは2週間程度かかる |
再発の可能性 | かなり低い |
病院での治療を受ける上で大切なのがしっかりとリスク・副作用等も理解しておくこと。
「こんなはずじゃなかった…」と後々後悔しなくても済むようにきちんと自分でも調べておきましょう。
ワキガに関する疑問Q&A
Q. お風呂からあがるとすぐにワキガの臭いがしてくるのは、洗い足りないから?
A. 必要以上にごしごしと擦って洗ったり、頻回にシャワーを浴びるという対策は効果がありません。
清潔な状態を保つことは大切ですが、過度に洗いすぎると肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまい肌荒れや乾燥の原因となってしまいます。
身体を洗うボディソープや石鹸を、殺菌、抗菌効果の高いものに変えると良いでしょう。
Q. 汗をかきたくないので、水分の摂取を控えてもよいですか?
A. 摂取する水分が少ないと汗の量は減りますが、その分、成分は濃くなります。濃い汗は悪臭を増進させてしまいますので、水分の摂取を控えるのは逆効果です。
臭いの原因となる脇からの汗は抑え、脇以外の部分からはむしろ良く汗をかくくらいの方がワキガ臭を抑えるのには有効です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ワキガ対策には様々な方法がありますが、まずは自宅でできる生活習慣の改善と、ワキガ専用商品を用いたセルフケアをお子さんと協力して行ってみましょう。
[aside type=”boader”]<生活習慣の改善ポイント>
・肉や油分が多いものは避け、大豆製品や海藻類などを積極的に摂取する
・規則正しい生活リズムで生活し、最低でも9時間は睡眠をとる
・スポーツや入浴で汗をかくようにする [/aside]
[aside type=”boader”]<ワキガ専用商品を用いたケアのポイント>
・専用石鹸/ボディソープを使用し殺菌・抗菌・消臭
・入浴後と朝家を出る前にワキガ用クリーム使用して制汗・抗菌
・マグネシウムオイルは害がなくおすすめ
・子供に着せる服には「ヌーラビオ」をスプレーし、衣類でワキガ臭予防 [/aside]
負担をかけないためにも、まずはご家庭でのケアから、試してみてください!
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